亡くなられてからの四十九日間を中陰(ちゅういん)と呼び、この中陰の期間が満ちる四十九日目を満中陰(まんちゅういん)と呼び、忌明け(きあけ)とも言います。忌明けは三十五日の場合もあります。
中陰の期間中はお仏壇の前に白木の机を置いて白布をかけ、白木のお位牌を安置した中陰壇と呼ばれる壇を用意します。お仏壇を既にお持ちの場合はお仏壇にも白い打敷をかけ、中陰壇とお仏壇の両方におつとめを行って下さい。おつとめではお線香やろうそくを絶やさないようにしなければなりませんが、夜間などは安全のため電気ろうそくか霊前灯のようなもので代替してお仕えします。(昼間用にも12時間と24時間もつコップろうそくがあります)
また、満中陰までには7日目ごとの法要があり、それぞれお寺様に読経していただきます。初七日と四十九日の忌明けには近親者の葬儀でお世話になった方などを招いて法要を営みます。
